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あの有名人も頭痛に悩んでいた
モーツァルト樋口一葉┃フロイト┃石川啄木後白河法皇バルザックバーナード・ショー芥川龍之介
パブロ・ピカソルイス・キャロルフィンセント・ファン・ゴッホチャールズ・ダーウィン曹操

フロイト
(3)フロイト 軽い片頭痛が生活を規則正しくした!?

日曜日ごとにフロイトを悩ました頭痛
精神分析の創始者として知られるシグムンド・フロイト(1856〜1939)。エディプスコンプレックスを発見し、夢分析を確立した有名な学者ですが、彼も頭痛に悩まされてきた一人です。
書かれた年代は定かではありませんが、フロイトの手紙に「私の健康は上々だった。日曜日には軽い片頭痛が起こって生活を規則正しいものにした」とあります。
彼はなぜか毎日曜日に片頭痛発作に悩まされていたようです。頭痛が起こるメカニズムも解明されていない時代ですから、頭がズキズキ痛んでも、もちろん薬はありません。そこで、頭痛が起きると「生活リズムを正さなければ」と受け止めて、日常生活を見直したということでしょう。
頭痛のメカニズムが解き明かされ、薬がある現在でも、ライフスタイルと頭痛との関係が深いタイプの人が多くいます。すでに1世紀前に、頭痛の前触れをライフスタイルで受け止めて対処の仕方を身につけていたフロイトの慧眼には驚かされます。


精神分析を生み出した頭痛とパニック障害
フロイトは、オーストリア・ハンガリー帝国の小都市フライベルク(現在はチェコのプシーボル)にユダヤ商人の息子として生まれました。3歳のときに一家はウィーンに移住。ウィーン大学医学部を卒業して、神経科医として働き始めたころから、フロイトは頭痛だけでなくパニック障害にも悩まされるようになります。強い動悸、めまいなどの発作を起こすようになり、心臓病への恐怖、乗り物への恐怖、抑うつ状態にとらわれてしまいます。
40歳のときに父親が病死しますが、このときにフロイトのパニック障害は最悪に。友人の医師に相談するうちに、自分の中に潜んでいたエディプスコンプレックス(母親を愛するあまり、無意識のうちに父親を嫉妬して死を願うコンプレックス)を発見して、それを自覚することによってパニック障害から抜け出していったのです。
持病の頭痛に加えパニック障害にも苦しんだことから、こころのありかたに関心をもつようになり、精神分析の道を開いたと言ってもよいでしょう。


晩年、ナチスの迫害を受けて亡命
精神病理学者としてのフロイトを一躍有名にしたのは、ヒステリーの研究でした。これも頭痛もちだったからこそ、その因果関係を探るうえでたどり着いた副産物といえます。1896年に考案した治療法が「精神分析」で、精神分析学の基礎的体系となりました。1900年には「夢の解釈」を出し、心理的現象の起因は性欲で、これが抑圧されると葛藤が起こり神経症を発症するという主張は、当時の学会や社会に大きな影響を与えたのでした。
そして、フロイトはこの一連の過程を精神分析の治療法として確立し、1917年に「精神分析学入門」としてまとめ、今日でも多くの人に読みつがれています。
そんな精神分析学の権威だったフロイトも、ウィーン大学教授であった晩年の1938年、ヒットラーの足音が近づいてきたオーストリアでナチスの迫害を受け、生命が危うい状況のなかをロンドンに亡命しました。そして翌年、世界が第二次大戦に突入した年に、苦しみぬいた生涯を終えました。

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